フルジルコニア冠の使用始めます!
従来セラミック冠といえば、いわゆるメタルボンドと呼ばれ補強材として金属フレームの外側にポーセレンを焼き付けたものが、50年近くにわたって主流でしたが2005年に歯科用ジルコニア素材が日本でも認可され、その後は徐々に金属フレームの代わりにジルコニアフレームが使用されるようになりました。
しかし、ジルコニアフレームの強度は十分でもその外側に焼き付けるポーセレンの強度は変わらず、かみ合わせの力が強大な場合や歯ぎしりが強い場合には、割れたり欠けたりすることがありました。
最近ではジルコニアの素材の改良が進み、フレームだけでなく外側も含めて全体をジルコニア単体で作成できるようになりました。特に厚みが取りにくくかみ合わせの力が大きくかかる大臼歯などには、今後このフルジルコニア冠が主流となってくるでしょう。