上顎ソケットリフトでSLActive2本埋入！

今日のオペは、上顎右側の6，7番埋入でしたが、ちょっと面白いケースです。

術前のCTで上顎洞の中に骨瘤起が見られました。

骨隆起を避けてソケットリフトでシュナイダー膜を挙上するのですが、あまり骨隆起に近いとうまく粘膜が剥離できない可能性があるので、6番は極力近心部位に、7番は挙上量を少なくするために8mmのショートインプラントを用いました。

骨補てん材は、βTCPですが、術後のCTでは何ら問題なくソケットリフトが成功しているようです。

初期固定も充分でしたので、1回法で埋入できています。

これで2か月くらいでオステル値が６５まで上がれば、SLActiveの性能もすごいと思います。

術前のCTでは、上顎洞内にまん丸い不透過像が見られます。たぶん骨と思われます。

オステオトームテクニックでソケットリフトをしていきます。

ストローマンボーンレベルRCのSLActiveの4.1mmと4.8mmを用いました。

術後の所見ですが、ポジショニングもまずまずですね。

術後のCTですが、うまく補填材がドーム状に入っているのがわかります。