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審美治療に欠かせない!セレックの歯ができるまで

 1. セレックとは

セレックは、1980年にスイス・チューリッヒ 大学で、W・メールマン教授と M・ブランデスティーニ博士により開発され、1985年に世界で始めての臨床応用が なされました。

CEREC(セレック)とは、CEramic RECconstruction(セラミック修復)のことです。

セレックシステムは、メールマン教授らとドイツ・シーメンス社が共同で開発した コピュータ制御によって歯の修復物を設計・作製する CAD/CAMシステムのことです。

現在、セレックには画面上の修復物がカラーで再現されるオムニカムと 患部の撮影の際、パウダーを付着させるブルーカムがあります。池田歯科では、 ブルーカムを使用しています。

CEREC

 

2. セレックの特徴

最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、 患部の歯列を モニター上に再現します。(症例により型取りが 必要になります。)

そのあとはコンピュータの3D画面上にて 修復物を設計し、ミリングマシンでデータを もとに作製します。

歯科技工所に依頼することなく歯科医院で修復を作製できるので、 一般的な修復物 よりも経済的です。

また、規格生産された高品質な セラミックブロックを使用するため 耐久性が高く、治療時間も約1時間 と非常にスピーディーです。

セラッミクブロックは、シェードも豊富ですので、患者様の歯の色に合わせやすいです。

セラミックブロックは、天然歯とほぼ同じ強度のため、噛み心地が とても自然です。また生体親和性もあり、身体に負担をかけません。

3. セレック治療をおススメする方

治療時間に時間をかけたくない方は、1回の来院で修復物が歯にセットされます。 (ただし、虫歯が大きい場合などは、セレックの適応にならない場合があります。)

白くてきれいな歯にしたい方や、銀歯を自然な白い歯に替えたい方は、自然で美しい歯を再現できます。

また、金属アレルギーの心配がないので、金属アレルギーの方は特におススメします。

4. セレックの治療の流れ

Step1 スキャン(型取り)

歯を削ったあと、3D光学カメラで口腔内を撮影(スキャン)します。

型取りの不快感がありません。 スキャンをする前に、画像を取り込むためパウダーを患部とその前後の歯に ふきつけます。スキャンは、患部側と対合と咬合をとりこみます。 スキャン後はシェードを確認します。 わずか数秒の作業で、患部の歯列が モニター上に再現されます。 (症例により型取り が必要な場合もあります。)

スキャン

Step2 修復部設計

コンピュータの3D画面上で修復物を設計します。モニター上で歯の 形態や噛み合わせの調整をあらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。

設計1 設計2

設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色のものを選択します。

ブロック

ブロックサイズは、ブロックのメーカーをはじめに入力するので、コンピュータで確定されます。

Step3 修復物作製

ミリングマシンと呼ばれる機械(CAD)がコンピュータで設計されたデータを基にセラミックブロックを削り出し、修復物を精密に整えます。

写真上がコンピュータで設計されたデータで、写真下が実際に削りだされたセラミックです。

ミリング1 ミリング2

Step4 口腔内セット

先進的な接着技術を用いて、削り出したセラミック歯を口腔内へセット します。これで治療完了となります。なお、Step1からStep4までに かかる時間は、たいていの場合は1時間程度です。

セット

 

まとめ

セレックは高額のため、まだ多くの歯科医院で普及している訳ではありません。
当院では2012年に導入し、多くの患者様にセラックを活用した審美治療を行っています。
詳しくはお電話や来院頂きご相談くださいませ。