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2010.08.21

インプラントオペの新兵器メディフュージ

先日、自分の血液から遠心分離により、血小板や成長因子を多く含むフィブリンゲルを形成するメディフュージというイタリア製の機械を導入しました。

これで生成されるCGF(concentrated growth factor)は、傷の治りを早め、組織の再生に役立つとさるため、手術の際に用いることで、腫れや痛みを押さえ、インプラント周囲の組織の再生に役立ちそうです。

今までにも、自己血から同じようなフィブリンゲルを作るPlatelet-Rich Plasma(PRP)というものがありましたが、作り方が難しいのと、血液凝固剤を添加しなくてはならないという欠点があり、あまり一般的にはなりませんでした。

今回導入したCGFは、真空採血管に2~6本採血し、そのまま遠心分離にかけるだけですから、とても簡単です。

インプラントだけでなく、歯周病の再生手術にも応用していく予定です。

これが、フィブリンゲル生成装置のメディフージです。簡単な装置の割はびっくりするほど高価です(汗)