ホワイトニング (1)
今回は、ホワイトニングの歴史について、お話したいと思います。
ホワイトニングは、審美歯科に含まれています。審美歯科という概念は、1960年代にアメリカでうまれました。
その背景には、多民族国家ならではのコミュニケーション手段の1つとして白い歯の笑顔が不可欠だった
ことが挙げられます。
1978年には、高濃度の過酸化水素と大型のランプを使った歯の漂白が試みられましたが、治療の時間が
長いなどあり普及されませんでした。
1989年、アメリカでホームホワイトニングが開発され、歯科医院でホワイトニングが行われるようになりました。
1995年、日本人の美意識が大きく変わるきっかけとなった『芸能人は歯が命』のCMが話題になり、歯を白くする
アパタイト入りの歯磨き剤アパガードは高価ながらヒットしました。皆さんも、このCMは、1度は耳にしたことが、
あると思います。このCMにより、日本人のホワイトニングへの関心が増してきたと言えるでしょう。
この年、ホワイトニングサロンが初めて日本に登場しました。
1996年、レーザーを利用したホワイトニングが登場しました。
2001年、ホームホワイトニング剤が厚生労働省の認可をうけて発売され、ホワイトニングに対する注目が一気に高まりました。
アメリカでは、100種類ほどのホワイトニング剤が発売されていますが、日本では、2種類のホワイトニング剤しか認可
されていないのが現状です。
しかし、池田歯科大濠クリニックでは、アメリカから直輸入のレーザーホワイトニングをはじめ、歯に張り付けるだけのお手軽なホワイトニング薬やホワイトニング歯磨きなども取りそろえて、皆様の需要にお応えしています。
最近は歯の予防が進み、年を取っても入れ歯にならず、ご自分の歯で生活される方が増えてきています。どうせ生涯を自分の歯で生活するなら、白くてきれいなほうがいいに決まっていますよね!
健康な歯で、皆さんの幸せな毎日をお手伝いさせていただけたら、と思っています。
歯科衛生士 池田裕子