★歯の構造★
こんにちは 衛生士の永井です
今回は、目では見えない歯の中、歯茎の中の
構造について書かせていただきますッ(°∀°)
上の絵が、歯の構造をあらわしたものです
歯は普通、目で見ることのできる歯冠部(歯の頭)と、歯根部(歯の根っこ)に分けられます そして、歯茎のことを歯肉(しにく)といいます
エナメル質・・・歯冠の表面を覆っているところ。体内で最も硬いところですエナメルというのは、表面が硬くて光沢があるという意味なんです
象牙質・・・歯の大部分を占める、硬い組織です象牙質にはエナメル質にはない 感覚(痛みのみ)がありますこれを象牙質感覚といいます
これは象牙質への刺激が歯髄(神経と言われる部分)に伝わることによって起こる痛みです 知覚過敏などは、この象牙質といわれる部分が露出することによって起こってしまうものです
歯髄・・・歯髄腔という空間にある、神経と呼ばれる部分です。歯はここで痛みを感じています歯髄の死んでしまった歯は、痛みを感じません
セメント質・・・歯根部の象牙質を包む組織です。歯がしっかりとたち、しっかりかむことができるように、重要な役割を持っています
歯槽骨・・・歯茎の中で、歯をしっかりと支えている骨です 磨き残しに集まってきた菌が出す毒で、歯槽骨は溶けてしまいますそして、歯を支える骨がなくなってしまうため、歯がぐらぐらしてきます この歯槽骨が溶けて、ポケットがふかくなってしまう病気を歯周病といいます
歯根膜・・・歯根にあるセメント質と、歯槽骨とをつなぎ合わせている強い膜です また、歯に加わる力を感じ、調節しているのも歯根膜です歯根膜が死んでしまうと、歯髄が生きていても歯はぐらぐらして、抜け落ちてしまいます
歯肉溝・・・エナメル質と歯肉(歯茎)の間にある1~2ミリくらいの狭い隙間(ポケット)のことです。磨き残しが多いところです歯磨きの時には、歯だけではなく、歯茎にも少しブラシが当たるようにして磨くと、歯肉炎(歯茎の腫れ)や歯周炎を予防することができます
簡単に説明すると、歯はこのようにしてできていますそれぞれの部分に、それぞれの大事な役割があることがわかります
歯を失ってしまう前に、今あるご自分の歯1本1本を大切にしてあげてください
最後に私の愛犬poohの変な顔をどうぞ
歯科衛生士永井恵美