Home > ブログ > ドクターブログ > 「夏」  冷たいものと「知覚過敏」

「夏」  冷たいものと「知覚過敏」

こんにちは

副院長の日高です

 

 

気づけば、夏真っ盛り!

 

ブログも一ヶ月も更新していませんでした

すみません

 

 

昨日8/1は大濠花火大会でした

当院は会場の目の前なので

診療室から良く見えます

 

ただ、昨日は用事があったので

みてません

 

スタッフがそのうちブログにあげてくれることを信じてます(笑)

 

 

さて今回は

「知覚過敏について」です

 

暑いから

「冷えた水」

「キンキンなビール」

「アイス」・「氷」

 

などなど、冷たいものを口にされる機会が増えますよね

 

脱線ですが

東京で流行っている、2時間並んで食べるという「かき氷」!!

食べてみたいです

 

 

冷たいものを含むと (歯磨き粉のCMではありませんが)

「キーン」と歯にしみる!!!

 

 

当院に来院される方にも「しみる」という方が来られます

 

 

 

その名の通り

「知覚過敏」

 

むし歯がなくてもしみます

また「冷たい水」だけではなく「酸味のあるもの」などでも

しみる症状がでたりします

 

程度の差はありますが

あくまで

「一時的な痛み」です

 

  図1のコピー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原因ですが

わかりやすく言えば、「象牙質の露出」で症状がでます

 

①エナメル質の脱落(むし歯や欠けたなども含めて)

②歯周病によるもの(病的に歯ぐきが下がった)

③加齢(生理的に歯ぐきが下がった)

 

主にこの3つで起こります

 

①エナメル質の脱落

 表面の白い部分「エナメル質」が無くなり、中の象牙質が露出することで

 知覚過敏が起こります

 むし歯はわかりやすいと思いますが、

「打撲して歯が欠けたり」とか

「力をいれて歯磨きをしてエナメル質が磨り減った」とか(極端な例です)

 象牙質が露出することで症状がでてきます

 

この場合は、露出した象牙質をカバーするような治療を行います

むし歯の治療や欠けた歯を修復することで、知覚過敏を抑えることができます

 

 

②歯周病によるもの

 歯周病が進行し、歯槽骨が下がることによって

 歯と歯ぐきの境目「歯頚部」の象牙質が露出することによって起こります

 

この場合の治療はちょっと大変です

歯周病の治療と知覚過敏の治療を行うことになります

歯周病の治療は時間がかかるので、すぐにしみる症状が改善しにくいです

 

③加齢

 これは「逆らえません」(笑)

 ただ、加齢による象牙質の露出は緩やかに起こるものなので

 症状として、でにくいことが多いです

 

この場合はよほどしみる症状が強くなければ、経過をみることになります

 

 

知覚過敏の治療には

①薬剤の塗布

②歯周病の治療

③むし歯の治療

④レーザー治療

⑤神経をとる(最終手段)

などがあります

 

当院では

①薬剤の塗布、②歯周病の治療、③むし歯の治療がほとんどです

 

 

さて、ご自身の「知覚過敏」がどれに当てはまるか?

気になる方は

 

 

 

 

受診しましょう(笑)