治療回数について!
こんにちは
副院長の日高です
夏休み終わりましたー!
新学期
新天地
9月から~
みなさんがんばりましょう!!
今回は「治療期間」について書きます
あくまで、当院での目安ですから、参考までにと思ってください
むし歯一本の治療(保険治療として)は
A. 神経を残すことができる小さいものなら、1~2回で終わります
①その日に治療を始めて、詰め物をして終わり
もしくは
①むし歯をとって、銀の詰め物の型取り
②詰め物をセットして終わり
B. 神経を取らなければならない大きなものなら、4回で終わります
①むし歯と神経をとる
②神経のあった根の中に薬をつめて、土台の型取り
③土台を歯にセットして、かぶせ物の型取り
④かぶせ物をセットして終わり
神経が残るか残らないかで、治療回数も変わります
当院では、治療を行うならば、「できうる限り少ない回数で」を心掛けています
ですから、むし歯が複数ある場合
まとめて治療するようにしています
ただ、同じ場所にむし歯があることが条件です
場所があまりにも離れていると
治療後の食事がしにくくなります
また、万が一痛みが出たときなど不快症状が
あちこちにでたりすると日常生活に支障がでてしまうからです
なので
むし歯が2本で近い場所にあるとき(保険治療として)は
先程の例と一緒で
A. 神経を残すことができる小さいものなら、1~2回
それか
B. 神経を取らなければならない大きなものなら、4回
となります
では
むし歯2本の治療で離れているとき(保険治療として)は
C. 神経を残すことができる小さいものなら、2~4回
D. 神経を取らなければならない大きなものなら、8回
単純に2倍の回数がかかります
今までの例は
歯周病の治療は加えていません
むし歯の治療と歯周病の治療を行うとなると…
回数が変わってきます!
最初にあげた「むし歯一本の治療」と「むし歯が2本で近い場所にある時」に「初期の歯周病の治療」を行うと
Aならば
3回になります
回数が一回増えることになります
Bでは
回数が変わりません!!
むし歯の治療を行う間に歯周病の治療も終わります!
では
「むし歯2本の治療で離れている時」に「初期の歯周病の治療」を行うと
Cは、2回で終わる治療でしたら、一回増えます
4回かかるようならば増えません
Dは変わりません
虫歯の治療回数が多いので、Bと同じでむし歯の治療を行う間に終わります
では、歯周病が中等度以上に進行していたら…
A、B、C、Dのすべてで治療回数が増えます
具体的にはあげませんが、最低四回ほど増えることになります
そして
むし歯が複数ある場合は…
回数というより半年とか一年とかかかることになります
それにすべてが順調に進むわけではありません
痛みが続いたり、治りが悪いことも起こりうります
早く終わりたいのが歯科治療ですが
なかなか少ない回数では終わりません
このブログを読んでいただいたあなた!
改めて「歯科治療って回数かかるんだ…」と思っていただければ幸いです