シニア世代の後悔とは
こんにちは、歯科医師の溝口です。最近は、Facebookがあるので、遠く離れた知人へ情報や近況をすぐに伝えることができるようになりました。そんな中で、気になる内容があったので、皆さんへお伝えしたいと思います。
4月18日の「良い歯の日」に合わせたテーマとして、ある会社が60代以上の男女400人に歯に関する意識調査をしたそうです。
まず、自分の体で「無くして後悔していること」として、「歯」が第一位だったそうです。しっかり噛めると、食事は美味しいです。しかし、歯が歯周病でぐらついたり、部分的に歯がない状態では美味しく食べることは難しいです。また、バランスよく噛んで食事をしないと顔の筋肉が噛めている方だけがシャープになり、左右の顔のバランスが悪くなります。歯を抜いた後も、入れ歯やBr.・インプラントなどの治療をしていないと、歯がないところに頬の粘膜が入り込むので頬がくぼみ、顔のラインが変わってしまいます。(「無くして後悔していること」の二位・三位は「髪の毛」、「体型」だったそうです。)
あと、歯並びが良い人と悪い人とでは、「現在残っている歯の本数」に違いが出るそうです。歯並びが良い人のほうは、2本以上歯が多く残るとのことです。これは、歯並びが良い人は歯みがきがしやすいため、汚れが残りにくいからです。それに、人の印象が良い人は、「歯」が「印象を左右するパーツ」として、三位でした。(「印象を左右するパーツ」の一位「髪の毛」、二位「体型」でした。)
この意識調査から、これからシニアになっていくすべての世代の人が後悔しない人生を送るためにも「歯」を大切にしてもらいたいというシニア世代からのメッセージではないかと思いました。